カテゴリーアーカイブ: がん患者としての記録

看護師さんと手術室に向かう。 手術室の前には他のご家族が心配そうに見送りをしている。 その前を通りぬけ手術室に入った。 中で名前を確認され暫く待つと 手術スタッフの人がストレッチャーと共に現れた。 こ…

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いつものように五時頃目が覚めて 血圧を測り身支度をする。 昨日と違うのは手術着に着替えることだ。 8時半から手術なので「8時までに着替えてください」 と言われていたが、早々に着替える気分でもない。 そ…

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入院中弟達との連絡はFacebookのグループ。 便利な世の中になっている。 毎回の食事の写真を投稿することで生存確認。 姉と弟なんてあっさりしたものである。 妹がいる人がちょっぴり羨ましかった。 こ…

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手術前日の11時に家族への説明。 弟が仕事中に抜けて来てくれた。 内容はほぼ昨日と同じ。 手術方法は「腹腔鏡手術で始めて摘出したものを その場で検査して必要であれば開腹手術に変更」 手術のリスク、合併…

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入院当日、担当の先生から説明を受ける。 本来なら家族と一緒なのだが、入院日には都合がつかなかったのでまず本人説明。 イケメン先生が淡々と、理路整然とわかりやすく説明をしてくださる。 フェリーチェの結果…

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3月16日入院初日。 朝は部屋の掃除をし、冷蔵庫を空にしてゴミを捨てて出かける。 「元氣で戻ってくる!」 他人から見たら「ご旅行ですか?」というスタイル。 「えぇ、ちょっと癌がみつかって手術のために入…

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ここまで「脳を騙して明るく生活しよう」としていたが、 常にそんな状態だったわけではない。 慶應病院に行く前の2月17日に記録していた気持ち。 「躓いても立ち上がり、迷いながら進む。 順風満帆とはいえな…

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入院直前まで私が癌だと知っている友人はS子さんだけ。 彼女のお陰で病院にいく決心がついたし、 彼女のお陰で前向きに治療に向かう気持ちになれた。 S子さんは乳がん経験者でエステの御客様で 学生時代からの…

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入院準備も初めて。 こうなったらとことん楽しもう! そうでなければ「やってられない!」 手術が決まってから少しずつ思いついたものを袋に入れていく。 直前まで使うものは入れ忘れないようにリストアップする…

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楽しいことを考えようと思い 明るい入院生活を妄想していく。 どうせ暇だから資格でも取ろうかな? などと考えて比較的簡単に取れそうな 通信教育の資料を請求したりした。 結局「新しいことより、資料は沢山あ…

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