手術して半年、弱り目に祟り目!

手術して半年、弱り目に祟り目!

子宮体癌の手術をして半年
抗がん剤を断って「良かったのかなぁ」と
思わないわけでもないが、
かといって抗癌剤治療をやりたかったわけでもない。
だから自分で決めたことは
「これでよかった」と思っている。

9月18日を迎えた。
手術をして半年。
時間の流れは一定だと思っていたが
健康状態や気持ちの持ち方で
流れは随分違うものだと感じた。

丁度ヨガフェスタに出展していたので
「よく回復したな」と改めて
友人知人、すべてのことに感謝する。

6月になってやっと体力が戻ったと
確信し始めた頃にサロン名の商標のことで
バタバタとすることになる。
弱り目に祟り目!とはこういうことだ。
弁理士、弁護士と初めて打ち合わせをする。
「先生」と打合せは別世界
流石だなと思うことがたくさんあった。
一歩一歩片付けて行かなくてはならない。

病み上がりには体力的にも精神的にも
正直きつい作業だったが
今年は「リセット」する年なのだと思うことにした。

癌と言われたことに比べれば
サロン名を変えることなど「どうってこと無い」のだ
以前の私なら嘆き悲しんだろうけど
お陰さまで一連の作業を楽しむ余裕も出てきた。

とはいえ、せっかく出来た名刺やチラシの印刷物のやりなおし
HP、ブログの修正。
弁理士費用、無駄だった行政書士費用
最後は2008年から続けたアメブロの引っ越しと
出費は嵩むばかりで懐は「激痛」である。

生命保険ですこし充填するが
正に「身銭を切る」とはこういうことか?と思う。

今までこれらのことに費やしてきた時間は
お金には変えられない。
多少悔しい思いもあったが、ここで感情を使ったところで
何が変わるわけでもない。
やるべきことをやる!
癌になって学んだことだ。

身体の方は便秘気味なことと、鼠径部のむくみは
相変わらず続いている。
温めると楽になるので、オンセラピーと
就寝中は「クリスタルスパ」という岩盤浴で
温めている。
リンパマッサージも以前よりはサボっているが
一ヶ月に1回は足の太さを測定している。

仕事に復帰してみると、
イベントのように立ち続けの仕事は
むくみに直結することを実感する。
医者の言うとおりであった。
といってもこの仕事、立ちっぱなしは避けられないことなので
ケアに注意する他ない。
ヨガフェスタの仲間で「筋膜リリース」を教えている人がいて
最近はトリガーポイントローラーを使って家で
身体を動かすようにしている。

健康食品はあまり続かないことに気づく
それより楽しくバランス良く食べるほうが良い。
お陰さまで消化器系に疾患もないし
転移を防ぐだけの状態だから
こんなに呑気でいられるのだ。

今は寿康美のプラセンタエキス「激」と
ビタミンCの「AOサプリ」を飲んでいるだけだ。

夏に癌で亡くなった友人が
「色々健康法はあるけど、バランス良く
食べたほうがいいよ」
彼は糖質制限等あらゆることをしていたのだが
「体力が無くなると治療も出来ないから」
と言っていたことを思い出す。

TVでは芸能人の奥様が癌を告白して
ブログを書き出した。
私などよりずっと深刻なのだと思う。

癌は人それぞれ、
癌にどう向き合うか?は
その人自身が決めなくてはならないのだと思う。

ただ決まっているのは
「人はいつか死ぬ」

周りを大切にして
一日、一日を笑顔で過ごしたい。
半年過ぎて思うことである。