癌の手術をしてもう直ぐ4年になろうとしている。
最初の一年はどこかで気を張っていた。
身体のむくみや体力の低下。
今迄感じたことがなかった感覚が出てくる。
身体と心の強度がバラバラでバランスが取れない。
2年目、3年目は表面的には何事もない
日常を送れるようになっていた。
だた「何かおかしい」
気力が出ない、スタミナがない、億劫。
やる気が出ないのに気持ちは焦る。
今迄やらなかった失敗をしでかす。
その為に友人を失くした。
自分が悪いのだけど。
手術してすぐに友人から
「体が戻るまで3年はかかるから無理したらダメだよ」
と言われたことを今更のように思い出す。
手術するって大変なことなのだ。
去年1年も色々なところで空回りした気がする。
あまりにシンドクて「生霊の除霊」までしてもらった。
そのお陰かどうかは不明だけれど、昨年秋くらいから
すっと身体が軽くなってきた。
環境を少し変えたことも良かったのかもしれない。
癌ということと手術をしたということは
「健康」の上に薄い、薄い膜が何枚も重なっていて
3年くらいかけてやっとすべてが剝れてくるのかもしれない。
生きること、死ぬこと。
病を得るということは「人生に真正面から向き合う」時間を
与えらることなのか?と感じるこの頃。
この3月で大変お世話になった主治医のイケメン先生は転勤。
先生に手術していただいたのは運が良かったのかな?
新しい先生にお会いするのは5月の予定。