3月16日入院初日。
朝は部屋の掃除をし、冷蔵庫を空にしてゴミを捨てて出かける。
「元氣で戻ってくる!」
他人から見たら「ご旅行ですか?」というスタイル。
「えぇ、ちょっと癌がみつかって手術のために入院なのです」
なんて答えが返ってくるとは誰も思わないだろう。
人って外から見ただけでは何もわからないものだ。
時間通り手続きをして病棟に向かう。
大部屋の4人部屋。思っていた以上に広い。
荷物を置いて病棟内の説明を受けながら患者さんとすれ違う。
「楽な格好でおすごしください」と看護師さんにいわれるが、
着替えることに抵抗がある。
「私は病人じゃない」と思いたい自分がいる。
“無駄の抵抗はやめろ!”である。
担当医から病状と手術の説明があるというので、
それまではメイクも取らず過ごす。
スッピンは見せたくない。
スッピンどころかお股の中やお腹の中まで見せるのに。
この期に及んで・・・である。
「病院に行くと病気になる」といわれる通り、
病室にいると見えるのはクリーム色のカーテンだけ。
身体を休める目的だから病人の事を考えた環境なのだと思うが、
手術前は「健康」だからどうしてもなじまない感じがする。
しかしこのクリーム色の空間が手術後にはとても守られている気がしたのは
体調の変化をそのまま表していた。
入院初日は周りの方と違って定期的に看護師が来るだけ。
ほったらかしにされているうちは元気な証拠だ。
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ブログ内の「患者の記録」は子宮体癌と宣告されてからの
気持ちの変化等を記録しています。
冷えは万病の元!
あなたも病気になる前に、今から本気で冷え症改善しましょう。