目覚めの悪い朝には

目覚めの悪い朝には

「寒いから」って助手席で待っていたら、
急に車が後ろに動きだした。
無免許の私はどこがブレーキなのかもわからない。
「ブレーキ!どこ?」
焦るけどわからない。
ブレーキがどこか?を知ろうとしなかったことを悔やむ。

助けて!助けて~!
必死に窓を叩くが、ガラスの向こう側の人々は誰も私に気づかない。
ぶつかる!ぶつかる!
「どうしよう!人にぶつかったらどうしよう!」
恐怖でちゃんと声も出ない、擦れる声で叫ぶ!
「助けて~」

ドン!ドン!ドン!
手が赤く腫れていたい。
なのに道行く人は何事もないように過ぎていく。
「どうして助けてくれないの?」
「だれか!だれか!」
道が細くなってきた
壁ぎりぎりをゆっくり後進する車内で絶望感と恐怖。
泣き叫ぶように声にならない声で
「タ・ス・ケ・テ~~~~~~~!」
車が止まった。

そして目覚めた。
今日もいい天気~♪

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