次に気が付くと主治医の先生なのか人影が・・・。
「終わりましたよ・・・腹腔鏡手術でした」
と声をかけてくださっている。
もうろうとしているので「ありがとうございます」と答えたような??
その次目が覚めた時は弟二人が「大丈夫?」と顔を覗かせていた。
「あ~」と手を上げたが身体が自分の物ではない感じだ。
弟達が帰って一人になると動かしにくい身体。
手には点滴、口には酸素マスク、小水の管に、ドレーン用の管。
足には血栓予防の機械が付いて規則正しく圧をかける音がする。
長い長い夜が始まった。
喉が乾く、苦い味がする。全身麻酔のせいだ。
眠りたいのに眠れない。身体が痛い。
血栓防止の足の機械が煩わしい。
口がカラカラ
散々思いあぐねて我慢できず
夜中?に初めてナースコールをする。
麻酔の影響で水は飲めないので口をゆすがせて貰う。
口が乾いて苦しいのだ。
初めての苦しさと慣れた手つきの看護師さんに温度差を感じる。
呼ばなきゃよかったかな?
迷惑なのだろうな?
今何時だろう?いつまで続くのだろう。
考えるのはそんなことばかりだった。
「うぅ~~~~」
何度か唸る。
生きている証拠。
身体が痛い。
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ブログ内の「患者の記録」は子宮体癌と宣告されてからの
気持ちの変化等を記録しています。
冷えは万病の元!
あなたも病気になる前に、今から本気で冷え症改善しましょう。