先日とある番組で大峰千日回峰行を成満された
塩沼亮潤大阿闍梨のお話を聴きました。
最初はだら~と聞いていたのですが
そのうち正座していましたよ。
仏教の教えの四苦八苦のことをお話くださったのですが
人間は生まれた時から「苦」を背負って生きている。
努力で解決できないのが「生・老・病・死」の4つの苦
その他に
愛するものと別れる苦
恨み憎むものと出会う苦
求めるものが手に入らない苦
世の中が思うようにならない苦
冷えの原因、ストレスがなくならないのはこれらに
囚われている心があるからなのですね。
だって生まれながらに背負っているのだから
あとはどうしてその苦しみを軽くするか?
全て自分の心のコントロール、自分次第。
解っていてもできない。。。
出来ないのは当たり前なのですね。
苦しみをもって生まれているから。
凡人の私は「四苦八苦」に文字通り
「四苦八苦」しながら負の感情にとらわれない
コントロールをしていくしかありません。
まさにこの世は修行。
今の日本人は
「早く、簡単に、楽に、リスクを負わない」
「返事、挨拶、礼儀、マナーつまり
人に敬意を持つ心が足りない」
とおっしゃっていました。
「面倒くさくて、苦しくて、しんどい方向に行った方が早道」
職人の技ってこの繰り返しですよね。
直ぐ飽きちゃうし、面倒だしって思うな~。
台風の夜に、暴風雨の心も打たれた感じでした。
1週間が過ぎ、被害の大きさに胸が痛みます。
朝起きて、元気にいられるだけで感謝ですね。
今日の夜、一日が無事に終われたら
「ありがとうございます」