低体温の人は癌細胞が増殖しやすいといわれています。
癌経験者の私個人はそれを実感しています。
極度の冷え症で低体温でした。
さらに低体温は癌細胞の増殖スピードが速くなるそうです。
それはなぜか?
20億年前の生命発生のルーツから説明すると
1)生命が誕生した当時は地球に酸素がなく、最初の生命体は酸素無しで
活きられる「原子細胞生命体」でした。
酸素を必要としないので「嫌気性代謝」でエネルギーを獲得します。
2)その後ちきゅ上に酸素が発生、誕生すると
酸素を使ったエネルギー代謝「好気性代謝」を行う生命体が現れ
これが「ミトコンドリア生命体」です。
3)私たち人間を始め多くの動物はこの2つの生命体が合体することで
生まれた第三の生命体の子孫です。
ですから人間の身体の細胞の中にミトコンドリアが存在します。
精子は嫌気性代謝を行う原子細胞生命体は温度の低い環境で活発に代謝が
行われます。
卵子は好気性代謝を行うミトコンドリア生命体で血液の豊富な温かな環境の
方が代謝が活発に行われます。
からだを構成している細胞は、精子と卵子が結びついたものなので
嫌気性代謝と好気性代謝双方のエネルギー獲得サイクルを持っています。
癌細胞が低体温の時に増殖しやすくなるのは
癌細胞が嫌気性エネルギーによって増殖する細胞だからです。
正常な細胞が癌化するというのは、ミトコンドリア生命体から受け継いだ
好気性代謝の経路が破壊され、嫌気性エネルギーで増殖する細胞に変化すことを
意味していて、嫌気性代謝を行う癌細胞にとっては低体温の方が都合がよいのです。
癌になりたくなければ体温を恒常的に高い状態にしていくことが予防法です。
既に癌になっている人にも体温を上げることはメリットがありますl。
体温が37℃以上の時は癌細胞を攻撃してくれるリンパ球であるNK細胞の活性化が起きるからです。