新着情報ブログ

誰にも言えない

ここまで「脳を騙して明るく生活しよう」としていたが、 常にそんな状態だったわけではない。 慶應病院に行く前の2月17日に記録していた気持ち。 「躓いても立ち上がり、迷いながら進む。 順風満帆とはいえないかもしれないが、それでも「幸せな人生」だと思う。 両親に愛され、高い教育も受けさせて貰い、 温かい兄弟に守られ、 素晴らしい友人に恵まれ生きている。 親の教えの通り誠実に、まじめに、精一杯生きてきた ...

がん告知 友の励まし

入院直前まで私が癌だと知っている友人はS子さんだけ。 彼女のお陰で病院にいく決心がついたし、 彼女のお陰で前向きに治療に向かう気持ちになれた。 S子さんは乳がん経験者でエステの御客様で 学生時代からの大切な友人の一人でもある。 だから闘病期間もその後もずっと彼女の姿を見ていた。 S子さんは自分の病名が判った時に病気について調べあげ、 自分が納得するまで医者と話しをして治療方法を選択していた。 退院 ...

がん告知 初の入院準備は旅行気分で?

入院準備も初めて。 こうなったらとことん楽しもう! そうでなければ「やってられない!」 手術が決まってから少しずつ思いついたものを袋に入れていく。 直前まで使うものは入れ忘れないようにリストアップする。 「旅行!旅行!」と思い込む! 眉がボサボサだと恥ずかしいから拡大鏡とピンセットと眉バサミ スキンケア用のフェイスマスク ふりかけとハーブティー クルクルドライヤー 勉強用の本とノート(ほとんど使う ...

がん告知 入院中の過ごし方(妄想編)

楽しいことを考えようと思い 明るい入院生活を妄想していく。 どうせ暇だから資格でも取ろうかな? などと考えて比較的簡単に取れそうな 通信教育の資料を請求したりした。 結局「新しいことより、資料は沢山あるのだから 今までの勉強のしなおしをしよう」と思い直す。 今にして思えば、資料請求で終わらせていて良かった という事は言うまでもない。 実際短い入院期間で本を開く気分になれた時間はほんの少しだった。 ...

がん告知 家族の協力が有難い

今回の入院は「一人で処理しよう」と思っていた。 入院準備も入院中も退院も一人でやろう。 しかし手術となると自分の都合だけではいけないことがある。 家族への事前説明と手術の立会いは誰かに頼まなくてはならない。 こればかりは病院の決まりで「誰もいません」 とはいかないので、弟たちにお願いした。 うちは兄弟の仲が悪いわけではない。 どちらかと言えば仲が良い方だと思う。 しかし弟達はサラリーマン。 よほど ...

子宮癌 家族に話すタイミング

親に病気の事を話すのは一番悩んだ 弟達には慶應病院の初診後にSNSで伝えた。 同時に「母とそれぞれの家族には話さないで欲しい」 義妹たちが知っているのに、何もしてもらえないのも寂しい。 かといって迷惑をかけるのも気が引ける。 ならば「知らない」方がお互いの為に良い気がした。 一週間ほどの入院なんてあっという間だ。 弟2号からは直ぐに電話があった。 「姉さん大丈夫?」 丁度2月に持病で手術予定の入っ ...

がん告知 言葉にできない「弱さ」

仕事上伝えないと迷惑をかける方には 入院が決まった時点で病名は伏せて伝えた。 友人にも話すかどうかを考えたが、 仲が良ければ良いほど心配すると思うし、 成功の確率が高いと確信していたから 無駄に心配も掛けたくない。 しかし何も言わないのも友達甲斐がない?? 甘えたり頼ったりするのが苦手なのを自覚する。 そして「癌」という言葉を発する事を避けたかった。 本来は弱い自分である。 癌と告白した相手の反応 ...

がん告知で決めたこと

「死ぬかも」という思い。 これまでの間全く感情が揺れなかったわけではない。 人は必ず死を迎える。 最後は一人で死んでいく。 人生の最後は決まっている。 癌と判った時には確実に死を意識したし、 死への確率が高くなった気がした。 父が無くなった年齢。 私もあと何年かでその年令になる。 いつまで生きられるのかはわからない。 残されている時間をこんなに意識した事はなかった 若い時は永遠にあるはずだった時間 ...

がん告知後 汝思い煩うことなかれ

初入院、初手術が決まって心の中は揺れ動く 不謹慎な話だが「入院」にはちょっとワクワクしたりする。 しかし問題は「癌」という言葉。 インパクトが強すぎる。 落ち込まないようにするにはどうするか? 日常生活を淡々と送る。 なるべく考えない。 身体を冷やさないようにオンセラピーをしたり、 日中はホカロンを貼ったりと保温に気をつける。 寿康美のプラセンタのサプリメントも真面目に飲んだ。 プラセンタは血流を ...

がん告知 メインは最後に

慶應病院での検査結果は2月24日 相変わらず混んでいる。 再診は1時の予約で行ったのに、 診察は10時半の人を診ている。 そこで同日に予約していた 麻酔医との予約と看護師との面談が先になる 主治医の先生から検査結果を聞いていないのに・・・。 フランス料理のフルコースを順番もバラバラに デザートから食べている感じ。 料理ならお腹の中で混ざれば一緒だけど・・・。 麻酔の流れのDVDをみて、先生と面談。 ...